ドロップダウンリストの候補をテキストファイルから取得する

BarTender2016以降、フォームのドロップダウンリストは独自にデータベース接続設定を持つことができるようになり、ExcelやCSVファイルからドロップダウンリストを取得できるようになりました。データ入力フォームの作成 を参考にしてください。

以下はBarTender10.1での方法です。
ドロップダウンリストの候補をテキストファイルから取得する
BarTenderのデータ入力フォームでドロップダウンリストやリストボックスを使うと、複数の選択肢から値を選んで入力することができます。
選択肢は通常ラベルデザイン時に入力しますが、BarTender10.1から利用できる外部ファイルと簡単なVBスクリプトを利用することで、テキストファイルを書き換えるだけで選択肢を編集できます。

  1. 以下のような選択肢のテキストファイルを作成します。
    options.txt

    にんじん
    ほうれんそう
    バナナ

  2. BarTenderで新規ドキュメントを作成し、テキストファイルと同じフォルダに保存します。
  3. ラベル上にテキスト(テキスト 1)を配置します。
  4. ラベル外に、複数行(パラグラフ)のテキストを配置します。データソースを外部ファイルとして、ファイル名で作成したテキストファイルを指定します。
    (フォルダ名を .\ とすると、保存したbtwファイルと同じフォルダのファイルを指定できます)
    VBスクリプトから参照するため、データソースに名前をつけます。(例:OPTIONS)
    画像の説明
  5. データ入力フォームタブで、ドロップダウンリストを作成します。データソースとして、3.で作成したラベル上のテキスト(テキスト 1)のデータソースとリンクします。
    画像の説明
  6. ドロップダウンリストのプロパティで、アイテムの表示でソースとして[Visual Basicスクリプト]を選び、[VBスクリプトの編集]で OnFillList に次のスクリプトを設定します。
    Value = OPTIONS

これで、ドロップダウンリストの候補を options.txt から追加・編集できるようになります。

応用編

選択肢のテキスト表示 と データソースの値をタブで区切ることで、ドロップダウンの選択肢と実際に入力する値を別の値にすることができます。
さらに、データソースの値を特定の文字(カンマ等)で区切って並べ、ラベル上のテキストで、検索と置換機能を使って必要な部分のみを切り出すことで、ひとつのドロップダウンリストで複数の値をまとめて入力するように設定できます。
このサンプルでは、ひとつのドロップダウンで 会社名、住所、電話番号をまとめて入力します。
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